子どものためにできること

親が子どもに望むことって、何でしょうか?

思いやりのある子になってほしい?
スポーツができる子になってほしい?
有名大学に入ってほしい?
手に職をつけてほしい?

もちろん、人それぞれの考え方があります。

何が正解ということはないかもしれません。

私が望むことは…

生き抜いてほしい!


どんな立派な学歴を持っていても、
身体能力が高くても、
心優しくても、

生きていないと意味がないです。

そのために私が、子どもたちにしてあげられることは何なのだろうと考えています。

変化の激しい世界を生き抜いてほしい

私が子どもだった30年前と比べて、
世界はとても変化のスピードが速くなっていると感じます。

情報技術の発達によって、
人がアクセスできる情報の選択肢が格段に増えて、
国境を越えて多様な価値観や意見に触れることができるようになっています。

人工知能やロボットによって、
人間が能力を発揮する仕事も様変わりしています。
人口の構成は高齢化・少子化一直線で、
労働力人口は減少し、
これまでの「勝ちパターン」が通用しない時代になっています。
この道を選べば、この資格を取れば正解!
あとは安泰!
なんてことはないと考えています。

もちろん、身につけたことを活かして生きていくことは大事な手段です。
でも、

どんどん環境が変化する中で、
親世代の価値観で子どもの道を狭めたら、
その時は良くても将来的に子どものためにならない可能性もあるのではないかと思います。

親ができることって何がある?
ちょうど、今日は長男の一日入学の日でした。

この記事には、子どもには読み書き計算を教え込むよりも、
「夢中になって遊ぶ」ことができるようにして、とあります。
夢中になって遊ぶことで、
目に見える能力ではなく、
人間としての土台となる、
挑戦する意欲、
失敗から学ぶ力、
判断力、
忍耐力などが伸びるのです。
心のままに遊んでほしい
親がどんなに子どもを大事に思っても、
親は子どもの代わりに生きることはできません。
親が守ってあげられない時に、生き抜いてもらうにはどうすればいいのか。
将来、困難な状況や理不尽な環境に置かれた時に、
どうすればいいか自分で判断し、
必要であればそこから逃げ、助けを求めて、
また新たな挑戦をできる、
そんな力をつけてほしいと思います。

ただ、様々な理由で、
どんな子どもでもそのような力がつけられるとは限りません。
健康や、生まれた環境によっては、
本人たちにはどうしようもない状況に置かれることもあるでしょう。

そのような時に、
全ての子どもが等しく生き、
幸せを感じられる社会であってほしいと思います。

そんな社会を作るために、声を上げていくことが、
親となった私ができることだと信じています。

なつみの連絡ノート

北海道、十勝の芽室町で 3人の男児の母と獣医師をしています。 獣医の仕事や、 子どもたちとの生活について などを綴ります。 読んでくれた方と、連絡ノートのように お話をしていけたらいいなと思います。

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