国宝の豚と農場HACCP

人生でいちばん美味しい豚肉でした。

先月から、
十勝ロイヤルマンガリッツァファームさんで
農場HACCP構築指導のお仕事をさせていただいています。


マンガリッツァファームさんは、
アジアで唯一の!
マンガリッツァ豚(ハンガリーの「食べられる国宝」)の飼養農場です。

スタッフの皆さんは、
この稀少な豚の日本での飼育方法を確立するために、
ゼロから農場を構築しています。

ベンチャースピリット溢れるスタッフの皆さんと接するのは、
私もとても刺激になります。

広い放牧場での飼育が特徴的なのですが、
決して「ほったらかし」ではなく、
豚舎で管理する近代養豚の飼育方法も取り入れられています。


使用する餌も、
マンガリッツァ向けのマニュアルなどはないところからのスタートだったそうです。
今も試行錯誤を繰り返しているとのことでした。

新規事業の立ち上げは、
それだけでも大変なことです。
更に、生き物を扱うとなれば、
「死なせることのないように」という
相当なプレッシャーがあったことでしょう。



農場の皆さんが、
そんな努力を重ねて育てた豚のお肉を、
十勝ヒルズのレストランでいただきました。

人生でいちばん美味しい豚肉でした!!


お仕事を頂いているからと言って、
お世話を言っているわけではありません。

本当に美味しかったです。
脂身が美味しいんです。
フワッ、トロッとしていて、
しっかり味があるのにしつこくはありません。
赤身は、
柔らかくジューシー、
お肉の匂いが柔らかく、
旨味が凝縮されているようです。

愛情たっぷりに育てられた豚の命を、
ありがたく頂きました。
こんなに豊かな味わいを経験できるなんて幸せです。

食べてみたい方は、
ぜひ十勝ヒルズへ。


自分が開業して、
マンガリッツァ豚と関わるお仕事をするとは予想もしていませんでした。

経験を積ませて頂けることを感謝しています。

微力ながら、
農場HACCPを通してお手伝いをさせていただきます。

この美味しい豚肉が、
多くの人の人生を幸せにしますように。


なつみの連絡ノート

北海道、十勝の芽室町で 3人の男児の母と獣医師をしています。 獣医の仕事や、 子どもたちとの生活について などを綴ります。 読んでくれた方と、連絡ノートのように お話をしていけたらいいなと思います。

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