歩いて来た道を振り返る、その1

36歳からの進路選択
ここ2年ほど、
人生の転機と言っていい変化が訪れていると感じています。

三男の妊娠、
出産、
メンタルの不調、
自分の働き方、
生き方、
家族のあり方。

生活や仕事で多くの経験を重ねて、
自分が変化したのでしょう。

現状に対して、
「何か違う」と感じることが増えていました。

新たに選び直す時期が来ているのだと思います。

高校生の時にした進路選択。
あの時の選択が、今の私を作っています。

あれから20年弱たったいま、
また進路を考えています。




今どんな進路を目指しているかと言うと、


・親と子の生活が豊かに楽しくなるようにしたい
・人と家畜の病気を予防したい

という2つの軸があり、
それを起業という形で実現したいと考えています。


生い立ちを振り返ってみる
せっかくの激動の時期なので、

私がなぜその進路を目指すのか、
どんな経験が今の私を形作ってきたのか、
私の生い立ちを振り返ってみたいと思います。

テーマは、楽しかったこと。今やりたいと思う仕事に繋がる経験。

お暇でしたらお付き合いください。
生まれは東京
出身地は東京都です。
文京区で生まれ、
小学校入学から大学卒業までは世田谷区で過ごしました。
都会っ子です。
父は茨城、母は福島の出身で、
大学で出会い、
出版や編集の仕事をするために
東京に出て就職し結婚したそうです。
妹が一人います。
妹は、森林環境の研究者です。
保育園時代
共働き家庭だったので、
保育園に行っていました。

園庭で遊んだり、
秘密基地ごっこをしたり、
という記憶があります。

親によると、
とてもハッキリした性格で、
園児のボス的な存在だったとか。
将来の夢は八百屋さん、
と書いた記憶があります。
家の近くに八百屋さんがあり、
そこで買い物をするとお菓子がもらえたため、
「八百屋はおいしい仕事だ」
と思っていたようです。


当時の家には、
親の教育方針だったのかテレビがありませんでした。

福音館書店の絵本を定期購読していたので、
それらを繰り返し読んでいました。

本好きはこの頃から始まっています。


小学校時代
小学生の頃はテレビでよく
ムツゴロウさんの動物王国の番組が放送されていました。
自然豊かな環境と、
動物に囲まれた生活がとても楽しそうに見えて、
憧れました。

動物王国のスタッフにはなりませんでしたが、
いま北海道で生活しているので、
この頃の夢は一部叶ったのですね。

絵を描くのが好きで、
友達とイラスト交換日記をしたり、
アニメのキャラクターを描いたりしていました。
(幽☆遊☆白書とか、CLAMPとか)

ピアノとバレエを習っていましたが、
すごく好きだったわけではありません。

母が宝塚歌劇団が大好きで、
あわよくば娘を入団させようと企んでいたようです。
半ば誘導されて習っていました。

部活は、
イラスト部、
卓球部、
演劇部、
と1年ごとに変えていました。

色々やってみたい性格はこの頃から変わりません。
3年生までは学童クラブに行っていました。

学童クラブは児童館の中にあって、
そこで色々な遊びを経験しました。

図書室で本を読んだり、
工作室で陶芸をしたり、
庭で焚き火パンを焼いたり、
人形を自作して、
台本を作りセリフを録音して、
人形劇を上演したり。
文化祭みたいなお祭りにも、
子どもがスタッフとして参加していました。
夏にはキャンプに行き、
川遊びや野外炊飯をしました。

児童館の職員さんや、
大学生くらいのお兄さんたちと、
色々な遊びをしたのがとても楽しかったです。

中学校では…

中学校時代は腐女子でした。
アニメ好き、漫画好きで、
見るのも描くのも楽しかったです。


美術部に所属して部長をしたり、
アニメのキャラクターの2次創作の同人誌を買いに
友達とコミックマーケットに遊びに行ったりと、
趣味の世界にどっぷり浸かっていました。
(エヴァンゲリオン、ガンダムウイング…)

本は、読むだけではなく
自分で作れるんだ、
同じ趣味の人が集まると楽しいんだ、
と感じていました。

漫画に限らず、
読書も好きでした。
あちこちの図書館に行って、
いろんなジャンルの本を気の向くままに読んでいました。



進路選択について。

勉強はそこそこできたものの、
上の下くらい。

美術系のコースがある高校に行きたかったのですが、
親の反対により、
普通科の進学校?を志望しました。
高校時代


高校生活で、一番楽しかった思い出があります。
学園祭です。

私の母校は、
学園祭で全クラスが
演劇やミュージカルを上演します。

各クラスの教室を劇場にして、
客席・舞台装置を設置し、
生徒が選んだ演目を上演していました。

演目は
ブロードウェイミュージカルあり、
小劇場系の硬派な演劇もあり、
生徒のオリジナル作品もありました。

お客様による人気投票があり、
各クラスが票数を競っていました。

この学園祭に憧れたのも、
この高校を選んだ理由の一つでした。



演劇をみんなで作り上げることは、
とても楽しかったです。

1学期から準備を始めて、
夏休みも丸々使い、
9月に本番でした。


演目決め、
係決め、
準備の計画、
買い出し、
機材を借りる手配、
公園やスタジオでの練習、
舞台設営、
そして当日の呼び込み、
緊張感の中の上演…。

私は、1年ごとに
演出、
衣装、
出演者、
と色々と役割を経験してみました。

高校生なので、
そもそも演劇を観た経験も少なく、
ましてや自分たちが作るとなると
本当に手探り状態です。

トラブルもたくさんありました。

それでも、
日に日にクラスのみんなが同じ方向を向き、
親しくなかった人とも打ち解け、
各自が自分の得意なことや
人脈を発揮して、
一つの作品を作り上げていました。


書いていたら、
次々と思い出が溢れてきました。
とてもとても楽しかったです。


高校生活は楽しんでいましたが、
あまり進路や目標については
真剣に考えていませんでした。

もともと文系で、
英語が好きだったのでそっち系かな…
くらいの
フンワリした考えだったのですが、
ここでも親が心配して助言をくれます。

「英語だけできたって稼げない、
国家資格を取りなさい。
動物が好きだし、獣医さんはどう?」

反論する理由もなかったので、
獣医師がどんな仕事なのか調べて、
動物園の獣医を目指そうと決めました。

文系なのに理系受験なので、
超苦手な数学をなんとかしなければならず、
予備校で猛勉強しました。

そのおかげで、
数学のコツが掴めて、
成績は上がりました。

そして、無事獣医学科を受験し、
私立大学に合格しました。


長くなるので、ひとまず終わります。

大学以降は次の記事にて。

なつみの連絡ノート

北海道、十勝の芽室町で 3人の男児の母と獣医師をしています。 獣医の仕事や、 子どもたちとの生活について などを綴ります。 読んでくれた方と、連絡ノートのように お話をしていけたらいいなと思います。

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