「普通だね」

「普通」と言われることについて、思ったこと。
最近、とある農場さんで
「うちの農場のスタッフは個性強いんだけどさ、福中さんは普通でしょ?うちに合うかな〜」
とご心配をいただきました。

常識人と褒められたのか?トークスキルが低くて面白くないのか?と若干モヤモヤしましたが笑
しばらくして頭をよぎったのは、
「普通」って言われる存在になったんだなぁ、という感慨。

13年くらい前、私が大学を卒業して、農業共済組合の診療所に配属された時、
農家さん、先輩獣医師などに

「女の獣医師なんてまともに仕事できるの?」

「女には無理なんじゃない」

「女を採用するなんて反対だった」

などと言われたものでした。
バリバリ男社会、ムラ社会でしたからね。

そんな経験があるもので、
「女だから」と奇異な目で見られることは慣れていたのです。

私は慣れただけで、
それを良いとは思いませんが。


先日の農場さんで、「女だから心配」じゃなくて、
「普通だから心配」と言われたのは、

性別ではなく、個人の個性・能力で判断される時代になってきたからなのだな、と
嬉しく思いました。


普通じゃないと満足できないクライアント様との相性はあまり良くないかもしれませんが、
視点の違うアドバイスもできるかもしれませんよ〜、と今度お返事しようと思ってます。

なつみの連絡ノート

北海道、十勝の芽室町で 3人の男児の母と獣医師をしています。 獣医の仕事や、 子どもたちとの生活について などを綴ります。 読んでくれた方と、連絡ノートのように お話をしていけたらいいなと思います。

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