足寄で観よう!糸あやつり人形劇「かさじぞう」

2019年11月15日(金)
「足寄で観よう!糸あやつり人形劇『かさじぞう』」を南区コミュニティセンターにて上演しました。
参加者人数は、計画段階の予想を上回り114名でした。1歳の赤ちゃんから70代のシニアの方まで幅広い年代の方にご参加いただきました。
会場準備
スタッフは15時ごろから準備を始め、16時に劇団みのむしの皆さんと、特定非営利活動法人ぷれいおん・とかちのスタッフさんが到着しました。
あしょろ at.輪ーくすメンバーのYさん手作りの看板です。
クオリティ高い!
劇団が到着してすぐに、舞台の設営とコミセン全体の準備が始まりました。

17:45からは、みのむしさんとスタッフの打ち合わせをしました。
18時前から観客の方たちが集まり始め、18:15の開場までにコミセンの和室や廊下に人があふれていました。
親子連れだけでなく、シニアの方も多くて、集会室の中はいっぱいになりました。
アンケートボックスもメンバーのYさんとHさんによる力作です!
観客席では、子どもたちは舞台の前のゴザ席に詰めて座り、
大人はそれを囲むように椅子に座って観ました。
いよいよ劇の始まり
司会の挨拶から始まり、
観劇のお約束をお約束係の子どもたち3人に読み上げてもらいました。
あしょろ at.輪ーくすメンバーの子どもたちです。
そして、待ちに待った上演開始。

まずは、演者の飯室さんとピノキオくんが登場してご挨拶。
ピノキオくんと飯室さんの掛け合い、ピノキオくんの動きが面白くて、
観客席は笑いが絶えません。
子どもたちの目がキラキラしていて、写真にボカシを入れるのがもったいないです!


本編のかさじぞうは、よく知られたお話ですが、人形劇になると場面ごとの情景がとてもリアルに伝わってきます。
糸がついているとは思えないような滑らかな人形の動き、
おじいさんとおばあさんの声や話し方、
小道具の演出、
背景や近景での空間の見せ方など、
たくさんの驚きがありました。
舞台装置の窓の中に繰り広げられるドラマに、
子どもたちは歓声を上げながら見入っていました。
集中できなくなって退場する子どももいると予想していましたが、
ほとんどの子どもは最初から最後までじっと舞台を観ていました。
フィナーレの場面では、楽しい音楽に合わせて手拍子をする子もいました。
19:35、上演は終了し、
お礼のプレゼントをプレゼント係の子どもから渡してもらいました。

劇団みのむしさんとの交流会
観客の方を見送り会場を片付けた後、
劇団の皆さんとあしょろ at.輪ーくすメンバーが交流する時間をいただきました。

メンバーからの感想をお伝えして、
ピノキオくんを間近で見せていただきました!
飯室さんが動かしていると頭ではわかっているのに、
ピノキオくんが自分の意思を持って歩いて来てくれたようで、
不思議な感覚で楽しかったです。

子ども向けだけでなく、
大人向けの演目もあるとのことでした。
ぜひ違う演目も観たいです。
また足寄にお呼びしたい!
人の繋がりに支えられて
今回の人形劇公演は、あしょろ at.輪ーくすとして初の試みでした。
私を含めて誰も、
プロを招いての公演の経験がない中、
ぷれいおんの皆さんに準備段階からたくさんのアドバイスをいただきました。

おかげで、準備、当日とも問題なく進めることができました。
メンバーの皆さんも、得意なことを生かしたり、
経験のないことをやってみたりと、
手探り状態から実現に向けて協力してくれました。

あしょろ at.輪ーくすは20〜40代の男女が、
職業や子どもの有無も関係なくメンバーになっています。
多様な意見とチカラが集まったことが今回の成功に繋がったと思います。

また、後援をいただいた足寄町社会福祉協議会様、
ママサポートえぷろん様のご協力のおかげで、
事業内容に広がりが生まれ、
親子に限らず多世代の方々に観ていただけました。
公演を振り返る

公演の翌日以降、「人形劇楽しかったよ!またやってほしいな」と何度も声をかけていただきました。
人形劇の内容が素晴らしく楽しかったのはもちろんですが、
多世代の人が、コミセンでギュギュッと肩を寄せ合い人形劇を観たことが、
会場の一体感と盛り上がりを生んだのだと思います。
家に帰っても今回の劇のことを思い出して、
家族で楽しい思い出を共有してもらえたら嬉しいです。

また、このような機会を自分たちで作り上げることができたということは、
メンバーやその子どもたちにとっても、得難い経験だったのではないかと思います。

今後も、文化芸術に触れる活動を通して、
子どもたちに多様な体験を提供し、
地域の人の交流を生み出して行きたいです。

プロの方を招待したり、自分たちでアートを作る機会も企画したいと考えています。
観る側も作る側も楽しく!をテーマに、
足寄での生活が豊かになるように活動したいです。
最後になりましたが、
劇団みのむしの皆さん、
ご協力いただいた皆さん、
参加してくれた皆さん、
本当にありがとうございました。

なつみの連絡ノート

北海道、十勝の芽室町で 3人の男児の母と獣医師をしています。 獣医の仕事や、 子どもたちとの生活について などを綴ります。 読んでくれた方と、連絡ノートのように お話をしていけたらいいなと思います。

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