メープルシロップの会
こどもあそびクラブ3月の会。
3月31日に「メープルシロップの会」を開催しました。
今回はコラボ企画でした。
森を愛するカフェ店主、佐野さんのご協力を得て、
春の森で遊びました。
市街地のすぐそばに広がる森に、
イタヤカエデの木が生えています。
2月から4月の、木が冬の眠りから目覚める季節だけ、
樹液が採れます。
カエデの樹液が、甘いシロップになるまでの過程を体験してきました。
市街地から車で10分ほど走ると、もう山の中です。
草木の芽吹きを待つ森の中には暖かい日差しが注いでいます。
雪はほとんど残っておらず、 小川には雪解け水が流れています。
カエデの木にドリルで開けた穴からは、
透明な樹液がすぐに滴り落ちてきます。
どんな味?とみんなで味見しました。
ごくほんのり、甘い味がします。
カエデの木の下に立っていると、
上からポタリと樹液が落ちてきました。
これも舐めてみると、はっきりと甘い!
季節が進むにつれて、樹液の糖度や風味が変化していくそうです。
子どもたちは、樹液の味見をした後は
森遊びがしたくてどんどん散って行きます。
木の枝を集める遊びが始まり、
枝はいつしか溝を渡るための橋になっていました。
大人たちは、森を知り尽くすメープルシロップの師匠、
佐々木さんとおしゃべりしました。
身近なのによく知らなかった、
カエデや森の木々について教えてもらいました。
ハンター兼ゲストハウス経営兼地域おこし会社代表の儀間さんが、
ドローンを使って航空写真を撮ってくれました。
集合しているようで割とパラパラと散っている、
こどもあそびクラブらしい記念写真が取れました。
樹液を入れたタンクを持ってネイパル足寄に移動し、
次は試食タイムです。
透明な樹液を煮詰めると、
黄金色のトロリとしたシロップになります。
フライパン半分の樹液からできるシロップは、
大さじ1〜2杯ほど。
シロップが、手間暇のかかる貴重なものだとわかります。
ホットケーキや手作りスコーンにたっぷりかけて、
みんなで美味しく味わいました。
シロップの楽しみ方は、
かけるだけではありませんでした。
完成したシロップをまた煮詰めて、
かき氷機で作った氷の上に流すと・・・?
1回目は、煮詰め方が足りずメープルシロップかき氷になりました。
(実はぶっつけ本番。これも経験!)
これはこれで好評ですぐに売り切れました。
もっと煮詰めて再挑戦すると、
氷の上でシロップはだんだん固まり、
水あめ状になりました。
大成功!
生キャラメルのような食感と、凝縮された風味と甘さにびっくりでした。
樹液を沸かして紅茶を淹れてみると、
優しい甘さの樹液ティーが楽しめました。
樹液ティーをお供に、佐々木さん、佐野さんの奥様による
パラコード編みの体験会が始まりました。
色とりどりのコードを選んで、
本を見ながら自分の作りたい小物を編みます。
「あれ、ここ違う・・」「先生わかりません!」と、
主に大人が四苦八苦しながら編んで行きました。
網目が形になっていくと達成感があって、
熱中してしまいます。
子どもたちは、ネイパルの体育館や本コーナーで自由に遊んでいました。
夫婦で本気のバトミントンをして息を切らしていたファミリーもいました。
みんなで片付けをして、挨拶をして解散しました。
足寄の身近な自然を大人も子供も満喫して、
とても楽しい1日でした。
子どもたちの遊びに、
親でも先生でもない地域の大人が関わってくれるというのは、
私にとって貴重な機会でした。
これからも、季節ごとに足寄の森で遊びたい!
とワクワクしました。
企画や材料・道具の準備、片付け等に力を貸していただいた皆様、
一緒に遊びを楽しんでいただいた皆様、
運営の補助に加え、小学校への広報にも協力していただいた、
足寄町社会福祉協議会の皆様、
ありがとうございました!
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