祝!(株)みのり牧場様、JGAP認証取得

(株)みのり牧場様がJGAP認証を取得されました。

おめでとうございます!

みのり牧場様について

牧場Webサイトはこちらをご覧ください→みのり牧場 真の国産牛肉を目指す北海道産黒毛和牛肉

みのり牧場様は、北海道芽室町で黒毛和牛の肥育農場を営んでいらっしゃいます。

本州から迎えられた牛たちは、吟味された国産素材の乳酸発酵飼料を食べ、ストレスなく愛情たっぷりに育てられています。

牛舎は清潔で風通し良く、初めての訪問時には牛舎に入っても「牛臭」がしないことに驚きました。

そしてお肉は、食べて美味しいのはもちろん、サシの入り方をはじめとした肉質で日本トップレベルの成績を出されています。

私も何度か頂いていますが、お肉の口溶けが良く脂のくどさがない、大変美味しいお肉です。


JGAP取り組みのきっかけ

国内外の牛肉需要の変化を見据えて、バイヤーから認証を求められる時代になると予想しJGAPに関心を持たれたそうです。

また、数年後に控えた事業継承を見据えて、「形になるもの・ブランドとしての力」を残したい、という奥様の強いお気持ちがありました。

また、認証取得を通じて「新しい知識を取り入れたい、学びたい」とも仰っていました。



JGAPの取り組みで変わったこと

約1年に渡り、月1回のペースで農場を訪問して取り組みを進めてきました。

適合基準の内容についてご説明し、書類作りや現場の改善を行なっていただきました。

JGAPの構築にあたっては、作業を大幅に変えたり、設備投資を求められたりすることはありません。

みのり牧場さんでは、JGAP取り組み前から牛への愛情溢れるきめ細やかな飼養管理をされていました。

その普段から当たり前に行なっている作業やルール・注意点を、改めて書類にまとめる作業を行いました。

新たに始めたことは、日誌での記録、入場者の衛生ルールの見直しや記帳、外部委託業者とのJGAPルールの確認などです。


構築が終わってみてのご感想を頂きました。

「毎日の作業記録や、牛の生産履歴の記録を整備するきっかけになった」

「社長の頭の中にしかなかった色々な情報が、誰でもわかるようになった」

「記録を整理することで、飼養管理の改善の結果がわかりやすくなった」

書類作りではパソコンに向かう作業が多く、ご苦労もされたようですが、

「やって良かった」と言っていただけて私も嬉しく思っています。



審査を終えて、これからがスタート

奥様が「審査前日は資料の見直しなどで深夜3時まで寝られなかったです・・」とおっしゃるほど、真剣に取り組んでおられました。

その甲斐あって、審査では不適合なしで認証取得されました。

(初回審査で不適合がないのは珍しいのです!)

経営者ご夫妻が主体となって取り組まれたJGAPの認証を、次期経営者の息子さんに引き継いでいくのが、次の目標です。

今後は定期的に自己点検を行いながら、審査を受け改善を繰り返していきます。

また、認証取得をきっかけに、新たな取引先や事業形態などの展開につながることも期待しています。


勉強会でお話しさせて頂き、私も肉用牛の飼養管理や飼料、肉質についてなど多くのことを教えて頂きました。

JGAPの取り組みを介して、みのり牧場様の牧場経営をご支援できたことを嬉しく思います。

このご縁を繋いでいただき、文書作成等をサポートしていただいた(株)アグロジャパン 和田様に感謝いたします。

なつみの連絡ノート

北海道、十勝の芽室町で 3人の男児の母と獣医師をしています。 獣医の仕事や、 子どもたちとの生活について などを綴ります。 読んでくれた方と、連絡ノートのように お話をしていけたらいいなと思います。

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